桃花会

創始者     宮田稲華(鋙治)  

愛知県生まれ     1914年(大正3年)~1995年(平成7年)
宮田先生は、昭和9年愛知県第一師範学校(愛知教育大学の前身)に入学し、教官の石田泉城先生の指導を受け、卒業後は市立高校の書道教師となりました。その当時からペン習字の研究に熱心で、教本の作成、教科へのペン習字導入、そしてペン字検定にも係り、中京地区のペン習字の先駆者として活躍しました。
師範学校の仲間(太田慎齋先生、岡本白濤先生、續木湖山先生、坪井正庵先生  その他の先生方)が書壇への道に進まれる中、硬筆の必要性・重要性から硬筆研究の道に進みました。


1972年(昭和47年)~1977年(昭和52年)
東南アジア、欧米、カナダ、オーストラリア、中南米、アフリカの20数か国を回り、海外での書写具の使用現状を視察
1973年(昭和48年)
ペン字研究  踏陽会をおこし会長となる
1985年(昭和60年)
桃花会をおこし、会長となり硬筆研究誌「華」を発刊
宮田先生は、「華」の創刊にあたり、次のことを記しています。
①ペン字検定に直結する専門誌であること。
②基礎を固め、常に世界の情勢を考え、それを先取りして半歩ずつ前を進むこと。
③実用性の上に芸術性を表現していくこと。


桃花会は、「書の骨格を鍛えるにはペン習字こそ最高」との教えのもとに
「穏健にして中正」なる書風を求め精進したいと思います。